仮想化基盤をハードウェアからサポートするVT

仮想化基盤とは、サーバーなどの物理ハードウェアを専用の仮想化ソフトを使用することによって、複数のOSを仮想化ソフト上で同時に動かす技術のことです。
仮想化基盤を使用するメリットは、ウェブアプリケーションなどの24時間動き続けるアプリケーション複数を一台のハードウェアに収める際に、ひとつのOSに複数アプリケーションを載せずにひとつのOSにひとつのアプリケーションをセットとして載せることで、ひとつのアプリケーションの障害や更新を他のアプリケーションに影響を与えずに行える点です。



しかし、仮想化基盤にも欠点はあります。

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OSは非常に動作の重いアプリケーションの一種です。

それを同時に複数動作させるわけですからハードウェアにかかる負担はかなりのもので、動作速度にも影響が出かねません。
そこで考案されたのがハードウェア側からも仮想化をサポートしようというVT(バーチャライゼーション・テクノロジー)です。

仮想化ソフトウェアの動作は、動作している全てのOSの状態を保存、再現と高速に繰り返すことであたかも並列に動作しているように見せることです。

そのために必要な処理としてまずCPUの状態再現があります。
そこでCPUにはVT-x(x86アーキテクチャ上の機能名)と呼ばれる機能が搭載され、高速な切り替えをサポートするようになっています。また、メモリの状態や各種I/Oの状態を切り替えるためにチップセットにはVT-dと呼ばれる機能が追加され、同様に高速なマッピング切り替えを実現しています。

現在は個人でも安価に仮想化環境を作成できるためか、普通のデスクトップパソコン向けCPUにもVTが標準搭載されています。
そのため、企業でも比較的低コストでVTを利用した仮想化基盤が構築できるようになっています。